雪崩情報
妙高
2022/03/01 06:00
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Fair | 地形局所のウインドスラブに留意 |
森林限界 | Good | 地形局所のウインドスラブに留意 |
森林帯 | Good | 日中の昇温と日射の影響に留意 |
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab



















地形ポケットに形成しているスラブに留意
概要
雪崩
昨日(2月28日)は、森林帯にて、日中の昇温と日射の影響が強かった南寄りの斜面で、サイズ1の多数の濡れた雪の点発生雪崩が観察されました。
積雪
昨日、森林帯の雪は、一気にスプリング・コンディションとなりました。強い日差しと昇温の影響で、日中、ストップスノーとなり、急斜面では強度を失った表層の雪による点発生湿雪雪崩が多数発生しました。標高を上げた北側には、まだドライな雪がありますが、地形ポケットとなる場所に、鈍い反応のウインドスラブが残っていることを考える必要があります。
天候
気象庁は、新潟県上越地方に対し、南の風、後、西の風、くもり、夕方から雨、最高気温13℃(標高13 m)を予報しています。妙高関山(標高350 m)にて気温2.2℃(5時現在)、過去24時間で新たな降雪はありません。
行動と地形の助言
昨日に引き続き、春の一日です。標高が低く、日射と昇温の影響が強い斜面では、日中の雪の変化に気をつけてください。濡れた雪の雪崩は、とても重たいため、小さくとも簡単に足元をすくいます。もし、その下方に崖やシュルンド、沢などがあれば重大な結末となります。一方、標高をあげた北側には、まだドライな雪がありますが、極端な局所に残るウインドスラブに注意してください。良い一日を。