雪崩情報

妙高

2022/03/06 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

概要

雪崩

昨日(5日)はとても標高の低いところで、サイズ1の点発生湿雪雪崩が複数、観察されています。

積雪

昨日(5日)はとても暖かい南の風が入り、山麓では春の陽気となりました。これに伴い森林帯の積雪表層は十分に濡れ、強度を失った雪が点発生雪崩となって動きました。標高の高いところでは、昨日午後から降雪が始まり、森林帯でもまとまった降雪となっています。上空では、西寄りの暴風が吹いており、標高の低いところまで、今朝までの降雪はその風の影響を受けています。

天候

気象庁は、新潟県上越地方に対し、西の風強く、雪か雨、最高気温5℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310m)にて気温-8℃(5時現在)です。標高1,000 m付近にて過去12時間で20-30 cmの降雪量となっています。

行動と地形の助言

危険な雪崩コンディションです。昨日からの降雪は風の影響を強く受けて、旧雪面に載っています。雪崩は新雪内に存在する弱い箇所、あるいは、新雪と旧雪の境界面から発生しえます。旧雪面の状態は、標高帯と方位によってかなり異なり、その結合の程度は不確実性が高いままです。全体状況は悪いという前提で、その状態の確認をしていく必要があります。たとえ樹林帯にいても、その中にある発生区や走路に注意してください。自分の上方に大きな発生区がないか考えてみてください。経験が浅い方は、スキー場の新雪エリアで楽しむことをおすすめします。安全な一日を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。