雪崩情報

妙高

2022/03/13 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Good
森林限界 Good 日中の昇温に留意
森林帯 Good 日中の昇温に留意

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

日中の昇温に注意

留意すべき雪崩

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow

日中の昇温に留意

概要

雪崩

昨日(12日)は、サイズ1-1.5の濡れた雪の点発生雪崩が観察されました。また、全層雪崩も観察されています。

積雪

昨日、積雪表層は昇温の日射の影響で濡れ、強度が低下することで点発生雪崩などを発生させていました。標高が低いところでは夜間を通してプラスの気温となっており、グライドクラックも拡大しています。さらに、本日は昨日以上の昇温が予報されていますので、全層雪崩のポテンシャルは上がっています。

天候

気象庁は、新潟県上越地方に対し、南の風、くもり、所により、夜遅く、雨、最高気温20℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310m)にて気温3℃(5時現在)です。

行動と地形の助言

雪崩情報は朝の時点での「現況」ですので、日中の昇温の雪の変化に注意してください。本日、曇りで日射がなくとも、予報されている程度の昇温となれば、前日と同様に、積雪表層の雪の強度は失われ、濡れた雪の点発生雪崩が発生しやすくなります。濡れた雪は、とても重いため、サイズ1であっても足元をすくいます。自分の下方と上方、いずれにも警戒してください。また、グライドクラックの入った斜面は、全層雪崩の危険度が上昇しています。クラックの入った斜面には入らないように。また、その下方を通過するときは、十分な距離をとって素早く移動してください。安全な一日を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。