雪崩情報

妙高

2022/03/14 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界 Low
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

留意すべき雪崩

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow

概要

雪崩

昨日(13日)はサイズ2の全層雪崩が極端な地形にて発生していることが観察されました。

積雪

南に面した急斜面では積雪表層の深い位置まで十分に濡れ、強度が落ちています。ここに山域に西側では、未明からの降雨が加わっています。山麓では昨日から継続してプラスの気温が続いています。また、主稜線付近では強い西寄りの風が吹いていますが、気温はプラスになっており、積雪の状態に強い影響を与えています。今後、標高の高いところで降雪に変わったとしても、その直後の新雪は不安定な状態にあると考えてください。

天候

気象庁は、新潟県上越地方に対し、南の風、日中、北の風、雨、昼前からくもり、最高気温11℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310m)にて気温5℃(5時現在)です。

行動と地形の助言

濡れた雪の点発生雪崩は、とても重いため、小さいものでも簡単に怪我などを招きます。足元をすくい、転倒させることもします。樹林内でも「斜度」があれば発生しますので、流されれば、樹木がその被害を増大させます。降雨がグライドクラックのある斜面での全層雪崩の危険を高めています。グライドクラックのある斜面は避けるようにしてください。今日はゲレンデ内での春のシャバ雪の滑走がおすすめです。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。