雪崩情報

妙高

2022/03/19 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界 Low
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

概要

雪崩

昨日(18日)は、森林帯にて自然発生の全層雪崩、サイズ2.5が観察されています。

積雪

標高の低いところの積雪は、昨日午後からの降雨(今朝までに20 mm程度)で十分に濡れており、また気温も高いため、全層雪崩の危険が継続しています。標高の高いところでは降雪となっている模様で、降水量から20 cm程度は降ったと考えられています。

天候

気象庁は、新潟県上越地方に対し、西の風、雨、時々、くもり、最高気温7℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310m)にて気温0℃(5時現在)、過去24時間で4 cmの降雪です。

行動と地形の助言

標高が高いところでは、昨晩からの降雪で形成したストームスラブに警戒が必要です。小さく安全な凸状地形などを使い、スラブの挙動を確認してみてください。状態への確信が持てないときは、斜度を落とし、誘発しやすい凸状や下支えのない斜面を避けるように。降雪がグライドクラックを見えにくくしているところがあるかも知れません。先の見えない斜面には十分な警戒を。また、標高の低いところでは、全層雪崩の危険が継続しています。自分の上方にある落ち残りの雪ブロックも含めて、注意するようにしてください。

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