更新日時: 2018/11/30 06:45
Alpine Fair
Treeline Fair
Below Treeline
信頼度:○ good □ Fair △ Low
まだ積雪が少なく、植生や岩が露出しています。滑走できそうに見える斜面でも、岩の上に薄く雪が載っている状況です。隠れた岩に引っかかって転倒したり、転倒した先に岩が隠れている可能性が高いため、滑走には十分注意してください。稜線、支尾根直下の急斜面に局所的に形成されている新たなウインドスラブに注意してください。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう岩、深い沢、がけ等の「地形の罠」が露出しています。自分がいる場所や上部、下部の斜面がどんな地形なのか注意を払ってください。 本日で立山の雪崩情報を終了します。雪の掲示板等に情報を寄せていただいた皆様に感謝いたします。
昨日(29日)、2800m付近の東から南東斜面にかけての稜線直下で、自然発生や人的誘発によるサイズ1の面発生雪崩が複数観察されている。
標高2400m付近では多いところで積雪深が50-60cm程、28日夕方からの新たな降雪が10㎝程あるが、沢や窪地以外では地表が露出している場所が多い。
気象庁の発表では、大陸から日本海に高気圧が張り出しているが、北陸地方は気圧の谷や寒気の影響を受ける見込み。このため、山麓では曇りで、朝晩は雨や雷雨となる所があり、日中は晴れ間もある見込みとの予報を出している。