雪崩情報

立山

2022/11/30 07:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair 今後の降雪量の増加や、風の影響に注意
森林限界
森林帯

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

稜線や支尾根直下の極端な急斜面に注意

概要

雪崩

昨日(29日)、新しい雪崩の報告はないが入山者が少なかったため限定的な観察。

積雪

昨日の午後からの降雨と昇温により積雪表面は濡れている。標高の高い場所では強い風を伴った雪だった可能性がある。このため、稜線や支尾根直下に新たなウインドスラブが形成されている可能性がある。

天候

6時現在、室堂の気温は1.3℃で雨が降っている。気象庁の発表では、次第に冬型の気圧配置となる見込みのため、富山県では雨時々曇りで、夜遅くは山間部で雪の混じる所がある予報を出している。

行動と地形の助言

標高の高い場所では、稜線や支尾根直下の極端な急斜面で新たなウインドスラブが形成されている可能性があります。小さな雪崩や滑落した際に、被害を大きくしてしまう岩や沢などの「地形の罠」が数多く露出しています。気象庁は、今後冬型になるとの予報を出しています。気温が下がり、新たな降雪や風が強まる見込みです。気象の変化に注意して行動してください。本日で、秋の立山の雪崩情報を終了します。情報をいただいた皆様に感謝いたします。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。