更新日時: 2022/12/25 06:00
アルパイン Low
森林限界 Low 風下側に形成されるスラブに注意を
森林帯 Low 「地形の罠」や局所的な急斜面に注意
信頼度:○ good □ Fair △ Low
危険な雪崩コンディションです。慎重な地形選択が大切です。樹林帯はまだ薮が多く、雪崩地形が分かりにくいですが、標高の高い場所ではより多くの積雪で地形が埋まりはじめています。自分達が居る場所の雰囲気に惑わされず、自分達の上部に大きな発生区が無いか地形図で確かめて行動しましょう。また小さい雪崩でも深い埋没となりやすい「地形の罠」を見逃さず、避けるようにしてください。また、森林限界以下では、一見、滑れそうに見える斜面でも、ブッシュはまだ倒れていないため、スキーが枝の下に入って転倒する危険や、沢に空いている穴への転落などの可能性があることを忘れずに。
昨日(12月24日)は、真新しい雪崩は観察されていません。
12月22日の低気圧の通過から始まった一連の荒天による新たな積雪は、森林帯上部で80cmに達しています。森林帯上部より上の標高帯では、強い北~西風の影響を受けて、雪が再分配されています。森林帯の積雪量はまだ十分とは言えず、地形が埋まっていません。沢には危険な穴が開いています。
気象庁は長野県北部に対し、冬型の気圧配置が続く見込みです。このため、曇りで、夕方からは広い範囲で雪、最高気温4℃(標高418m)と予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温-2.2℃(5時現在)です。