更新日時: 2019/02/04 06:30
アルパイン Low
森林限界 Low
森林帯 Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
前日までと山のコンディションは大きく変わっています。昨晩、まとまった降雨がありましたので、標高の低いところでは、既にグライドクラックが入っているような斜面には近づかないでください。全層雪崩のポテンシャルが高まっています。一方、標高の高いところでは、既に冬型降雪が始まっていますので、今後の降雪で形成するストームスラブに注意してください。標高と方位によって、降雨の影響は異なりますので、それを観察しながら行動してください。視界が悪い時は、特に、自分の上方に存在する雪崩発生区に注意を向けてください。休憩など止まる時は、必ず、雪崩地形を外すように。
昨日(3日)は、真新しい雪崩は観察されていません。
以前の荒天の不安定性はほぼ解消の方向でしたが、昨晩から大きな昇温があり、まとまった降雨がありました。凍結高度は2500-2600m付近と推察され、標高帯によって影響の程度は異なるものの、雨が積雪表層に大きな影響を与えています。森林帯上部では、既に降雪が始まっており、今後の降雪量が不安定性に大きく関係してきます。
気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、明け方まで雨、所により、昼過ぎから雪、最高気温7℃(標高400m)を予報しています。白馬山麓(標高700m)にて気温3.8℃(6時現在)、過去12時間の降水量は61.5mm(6時現在)です。