雪崩情報

更新日時: 2022/12/31 06:00

白馬


アルパイン Low


森林限界 Fair


森林帯 Good グライドクラックの周辺、特に下方には入らないように。


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

穏やかな一日が予報されています。標高を上げる方は、局所に形成しているウインドスラブに注意してください。どのようなタイプの雪崩であっても、雪崩対策に最も有効な手段は「斜度を落とす」ことです。傾斜の緩い斜面から利用をはじめ、慎重に一日を楽しみましょう。また、積雪が薄く、薮が濃い状態で、沢は狭く、穴も開いています。最新の情報を得る努力をしましょう。本年もありがとうございました。皆様に良き一年が訪れますように。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

風の痕跡に注意を払いましょう

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

旧雪との接合強度にバラツキがあります。

概要

雪崩


昨日(30日)は森林帯の低標高帯南向き急斜面にてサイズ1-1.5の全層雪崩が観察されています。また、スキー場の管理作業で、人の刺激で面発生雪崩の誘発が観察されています。

積雪


ここ数日の降雪でもたらされた積雪は、森林帯では順調に沈降しました。樹林限界以上では、風の影響をあまり受けずに、ふんわり積もった状況です。国境稜線などの標高の高い場所や風の通り道になるような場所では、北西〜西風の影響を受け、風下側に再配分されています。低標高帯南斜面では、日射と昇温の影響を受け、雪が濡れた状況になり、積雪の強度が弱くなっていました。

天候


気象庁は長野県北部に対し、冬型の気圧配置が続きますが、気圧の谷や寒気の影響を受ける見込みで、曇り時々晴れで、山沿いや中野飯山地域では雪の降る所があり、日中の最高気温は5℃と予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温-5.1℃(5時現在)、山麓では新たな降雪はほとんどありません。

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