雪崩情報

更新日時: 2023/01/12 05:30

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair 昇温と日射の影響を考慮してください


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

特定の地形に残る不安定性に注意してください。極端な形状の地形や凸状と崖が組み合わさるような場所などでは、特に警戒が必要です。風は山の斜面を回り込んできますので、暴風が吹いた後は、いつもより、標高が低いところの地形側面にウインドスラブが形成していることもあります。全体的に安定している傾向を感じても、斜面の状況観察を忘れずに。また、本日は大きな昇温が予報されています。南に面した急斜面のスラブは、日射の影響もあり、硬度が下がり、変形が進むことで誘発しやすい状態となりえます。地形を上手に使いつつ、基本的なグループマネジメントを続けてください。良い一日を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(1月11日)は、荒天の最中に発生したと思われるサイズ2-2.5の自然発生の雪崩がアルパインの東側の斜面にて、複数、観察されました。また、森林帯上部の北東斜面でも、サイズ2の雪崩が観察されています。

積雪


1月9日午後から10日にかけての雪は焼結を進めています。アルパインと森林限界では過去2日、暴風が吹き、風下側に硬いウインドスラブが形成しています。南側の深い位置にある1月6日形成のクラストの境界面については、情報が不足しており、懸念事項として残っています。

天候


気象庁は長野県北部に対し、南の風、日中、北の風、晴れ、最高気温10℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温-10.8℃(5時現在)、過去12時間で降雪はありません。

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