雪崩情報
白馬
2023/01/14 05:30
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Low | 未明からの降雪による |
森林限界 | Fair | 日中の昇温と降雨に留意 |
森林帯 | Good | 昇温と降雨に留意 |
留意すべき雪崩
全層雪崩 Glide slab


















留意すべき雪崩
点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow
















留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab





















概要
雪崩
昨日(1月13日)は、標高の低いところで、サイズ1の点発生湿雪表層雪崩が複数、観察されました。
積雪
昨日の午後、および本日の未明に弱い雨が降りました。未明からの降水量から、とても標高の高いところでは10 cm程度の降雪があった見込みです。また、昨日、山麓では気温8.3℃(14時)を記録しており、融雪が進みました。
天候
気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、曇り、所により、昼前から雨、最高気温12℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温1.6℃(5時現在)、麓では過去12時間で降雪はありません。
行動と地形の助言
標高の低いところではグライドクラックの危険が高まっています。クラックの入った斜面には近づかない、その下方を通過するときは、素早く移動するなどをお願いします。また、日中の昇温と降雨の程度のよって、点発生湿雪雪崩の危険度は上昇します。濡れた雪はとても重いため、簡単に足元をすくいます。もし、自分の下方に「地形の罠」があれば、重大な結果となります。天気は下り坂で、降雨も予報されています。それを考慮した行動計画を。