雪崩情報
白馬
2023/01/15 05:30
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Low | |
森林限界 | Fair | |
森林帯 | Good |
留意すべき雪崩
全層雪崩 Glide slab


















グライドクラックの入った斜面に警戒
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab





















過去2日間で15 cm程度の降雪があったと思われる
概要
雪崩
昨日(1月14日)は、森林限界および森林帯にて、サイズ1の点発生湿雪雪崩が多数、観察されました。また、森林帯では東~南の斜面にてサイズ1-1.5の全層雪崩が複数、観察されています。
積雪
1月13日午後から14日夕方までの間断のある弱い降雨によって、森林帯の積雪表層は十分に濡れました。これにより、標高の低いところでは全層雪崩が発生しています。今朝の冷え込みも弱いため、この危険は継続していると考えてください。アルパインでは、この期間、弱い降雪となっている模様ですが、情報が不足しており、不確実性が高い状況です。
天候
気象庁は長野県北部に対し、北の風、昼過ぎから夕方、雪か雨、最高気温7℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温2.4℃(5時現在)です。
行動と地形の助言
森林限界および森林帯では、過去2日の昇温と降雨で春のコンディションです。森林帯では、急速に積雪が減り、沢には穴が空いており、スノーブリッジは弱くなっています。森の中にある様々な「地形の罠」に警戒してください。また、標高の低いところでは、全層雪崩の危険は継続しています。グライドクラックの入った斜面には近づかない、その下方を通過するときは、素早く移動するなどをお願いします。