雪崩情報
白馬
2023/01/17 05:30
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Fair | |
森林限界 | Fair | |
森林帯 | Fair |
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab

























概要
雪崩
昨日(1月16日)は、新しい雪崩の報告はありませんでした。
積雪
森林帯上部にて、過去2日で10 - 15 cmの降雪があり、昨日の強い北風によって再配分されています。森林帯において、高い気温や降雨によって融解した積雪表層は硬く凍結しています。
天候
気象庁は長野県北部に対し、北の風、後、南の風、曇り、昼過ぎから晴れ、最高気温3℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温-3.7℃(5時現在)、過去12時間で1 cmの降雪がありました。
行動と地形の助言
標高を上げる方は、昨日の強い北風で形成したウインドスラブに警戒してください。降雪量は少ないものの、風下側には局所的な雪の堆積が生じています。地形が積雪を支えにくい形状の局所に形成したスラブであれば、誘発しうると考えることが必要です。また、森林帯では薄く積もった新雪の下に硬い雪面があることを忘れずに。思わぬかたちでスキーがひっかかり転倒の原因となりえます。標高の低いところは融雪が進み、沢に穴が開いています。下山時も「地形の罠」への注意を忘れずに。天気は回復傾向です。良い一日を。