雪崩情報

白馬

2023/01/18 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Good

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

地形のポケットに形成しているにスラブに留意

概要

雪崩

昨日(1月17日)は、森林限界とアルパインにて、サイズ1.5のウインドスラブの雪崩が東側の斜面で複数、観察されました。

積雪

先週末の降雨の影響はアルパインエリアまであり、雪面は硬く凍結し、その上にその後の雪が載っています。降雪の後、とても強い北寄りの風が吹いたため、風があたる場所では、氷化した旧雪面が露出しています。標高の高い場所では、ウインドスラブが地形の局所に形成しています。

天候

気象庁は長野県北部に対し、北の風、晴れ、後、曇、最高気温5℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温-6.7℃(5時現在)、過去12時間で降雪はありません。

行動と地形の助言

標高が高く、風が強く当たる場所では、降雨の影響による硬い氷板や融解凍結層が露出しています。このため、滑落に十分な注意が必要な状況です。ウインドスラブは尾根直下や地形のポケットに形成しています。森の中の沢は、融雪で穴が開いている箇所も多く、沢筋では硬いデブリが薄い新雪の下に隠れています。雪崩危険度は低いですが、山は滑るのに楽しい状態とは言えません。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。