雪崩情報
更新日時: 2023/01/19 05:00
かぐら谷川武尊
アルパイン Low
森林限界 Fair
森林帯 Good
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
新たな降雪はありませんが、風の影響を受けやすい高い標高帯では、前日の強い西寄りの風による雪の移動により、稜線や支尾根直下の急斜面にウインドスラブが形成されています。結合に注意してください。日中晴れる予報です。日射の影響をうけた急斜面でスノーボールが転がり始めたら積雪の強度が失われてきたサインです。南寄りの大きな急斜面からの点発生湿雪雪崩の可能性に注意してください。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab
稜線、支尾根直下の急斜面に注意
概要
雪崩
昨日、新しい雪崩を観察した報告はないが、視界が悪かった
積雪
15日に融解し再凍結したクラストの上に、風の影響を受けた降雪が15-30cm程載っている。結合はよいが、境界面に再結晶化と強い温度勾配が観察されているため、今度の結合の低下に注意が必要。強い西寄りの風により、風下の稜線や支尾根直下にウインドスラブが形成されている。境界面の結合に注意が必要。
天候
5時現在、アメダス藤原の気温-4℃。過去24時間の降雪は無い。気象庁では高気圧に覆われるが、気圧の谷や湿った空気の影響を受けるため、晴れで夜は次第に曇りとなるとの予報を出している。
