雪崩情報

白馬

2023/01/19 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Good

留意すべき雪崩

点発生乾雪雪崩 Dry Loose snow

風の影響のないとても急な斜面、あるいは日射を強く浴びるとても急な斜面

概要

雪崩

昨日(1月18日)は、新しい雪崩は観察されていません。

積雪

先週末の降雨の影響はアルパインエリアまであり、雪面は硬く凍結し、その上にその後の雪が載っています。降雪の後、とても強い北寄りの風が吹いたため、風があたる場所では、氷化した旧雪面が露出しています。この数日で弱い降雪があり、森林帯上部にて10-15 cmとなりました。風と日射の影響のない場所では結合力が弱い状態が保たれています。

天候

気象庁は長野県北部に対し、南の風、日中、北の風、晴れ、朝晩、曇り、最高気温7℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温-2.2℃(5時現在)、過去12時間で降雪はありません。

行動と地形の助言

標高が高く、風が強く当たる場所では、降雨の影響による硬い氷板や融解凍結層が露出しています。このため、滑落に十分な注意が必要な状況です。標高の高いところでは、結合力の弱い雪が地形のポケットに堆積しています。自分の下方に「地形の罠」がないか確認してください。森の中の沢は、融雪で穴が開いている箇所も多く、沢筋では硬いデブリが薄い新雪の下に隠れています。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。