雪崩情報

白馬

2023/01/21 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

北西の風によってストームスラブが形成

概要

雪崩

昨日(1月20日)は新しい雪崩は報告されていません。

積雪

硬く凍結した、あるいは旧雪の上に、前日の夕方からの降雪が載っています。森林帯にて30 cm程度です。現在の山岳積雪の状況において、新雪と旧雪の境界面の結合強度が上がるには、普段より時間が掛かります。特に、硬く凍結した斜面は、より時間が必要です。また、硬い雪面は、雪崩にとってよい滑り面となります。

天候

気象庁は長野県北部に対し、北の風、曇り、昼過ぎからと時々、晴れ、所により雪、最高気温3℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温-4.8℃(5時現在)、過去12時間で5 cmの降雪がありました。

行動と地形の助言

とても危険な雪崩コンディションです。昨晩からの降雪で形成したストームスラブに十分な注意が必要です。硬い滑り面がありますので、小さい雪崩でもあっても、誘発すれば、登山者であれ、滑走者であれ、滑落する状況にあります。さらに、新雪の下には凸凹した硬い雪面や、沢底の穴が隠れています。斜度を落とし、自分の上方に大きな発生区のない斜面を選んでください。経験の浅い方はゲレンデ内での滑走がおすすめです。

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