雪崩情報

白馬

2023/01/27 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Good

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

今朝までの降雪で形成した新しいストームスラブ。降雪は南西の風を受けていることに留意

留意すべき雪崩

点発生乾雪雪崩 Dry Loose snow

とても急な斜面にて

留意すべき雪崩

持続型スラブ Persistent slab

1月14日の降雨で形成した融解凍結クラストの上に形成した、こしもざらめ雪によるワッフ音や危険なテスト結果(サドンコラプス)が、21日から継続的に観察されています。風の影響の強い場所では、この不安定性が生じている場所が、ある斜面内において孤立した局所のみになっており、危険認知が難しい状況です。

概要

雪崩

昨日(1月26日)は森林帯上部から視界が悪く、新しい雪崩の報告は入っていません。しかし、森林帯上部にて、ワッフ音を聞いたという報告が入っています。

積雪

積雪表層は、直近の暴風雪の影響で多様性があります。風が当たる場所では、1月14日の降雨で形成したとても硬い融解凍結クラストが露出していますが、別の場所では、荒天の雪の上に、今朝までの新雪20 cmが載っています。全体的には、1月24日から25日に掛けての暴風雪の雪は沈降を進めており、森林帯では顕著な脆弱性は観察されていません。

天候

気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、曇り、夜、雪、最高気温3℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温-4.0℃(5時現在)です。

行動と地形の助言

危険な雪崩コンディションです。今朝までの降雪で形成したストームスラブに注意してください。雪は冷えて、とても良い状態ですので、斜度を緩くしても十分に楽しめます。視界が悪いときは、自分の上方に大きな発生区がないか、よく考えてください。安全な場所で止まる、一人ずつ滑るといった、原則的な行動様式が、事故を小さくします。森の中には「地形の罠」が潜んでいます。積雪の下に、なにがあるのかを想像して、安全なラインを選んでください。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。