雪崩情報

白馬

2023/01/30 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

森の中であっても、とても急な斜面は注意

留意すべき雪崩

点発生乾雪雪崩 Dry Loose snow

森の中であっても、とても急な斜面は注意

留意すべき雪崩

持続型スラブ Persistent slab

不確実性が高いまま、懸念材料として残っています

概要

雪崩

昨日(1月29日)は、天狗原の東斜面(標高2,100m付近)にてサイズ2以上(詳細確認中)の雪崩インシデントが発生しています。森林限界および森林帯では、他の雪崩発生等の重要情報の報告はありません。なお、アルパインは視界不良のため、報告はありません。

積雪

1月27日夕方から28日昼頃までの降雪(30-60 cm)は沈降を進めています。1月29日の森林帯では、不安定な兆候はありませんでした。一方、森林限界では、西寄りの風の影響でスラブを形成していました。ここに今朝までの降雪(森林帯にて20 cm)が載っています。昨日の夕方、雪の降り始めに結束性の低い結晶が観察されており、全体降雪量は少ないものの、その雪の上部にスラブが形成されるようなところでは、十分な警戒が必要な状況です。また、継続的な観察を行っている1月14日の降雨で形成した融解凍結クラストは、まだ懸念材料として残っています。

天候

気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、曇り、昼過ぎから時々、雪、最高気温3℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温-3.9℃(5時現在)、過去12時間で13 cmの降雪がありました。

行動と地形の助言

すべての標高帯で、今朝までの降雪で形成したストームスラブ、あるいは点発生雪崩に注意をしてください。雪崩対策で最も重要なことは、斜度と地形の関係です。雪が安定している傾向にあっても、地形が積雪を支えにくく、かつ、とても急な斜面であれば、人の刺激で雪崩が発生しうることは、よくあります。今朝までの降雪で形成した軟らかいスラブが、どのような場所にあるのか、よく地形を観察してください。そして、一人ずつ滑る、安全地帯で止まるといった原則的な行動様式を続けてください。天気は悪化の方向です。それを考慮した行動計画を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。