雪崩情報

白馬

2023/02/02 05:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

概要

雪崩

昨日(2月1日)は、孤立した地形にて、スキーカットによるサイズ1の面発生雪崩が観察されています。また、午後から強まった降雪により、サイズ1の点発生雪崩も報告されています。

積雪

1月31日から2月1日午前までの好天により、最近の降雪は十分に沈降を進めました。そして、2月1日昼頃から降雪が始まり、今朝までに森林帯にて30-50 cmの新雪がもたらされました。降雪量はHakuba Valleyの北側で多くなっています。また、全体的に強い西風の影響を受けて、新雪は堆積しています。

天候

気象庁は長野県北部に対し、北の風、曇り、明け方まで雪、最高気温3℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温-4.4℃(5時現在)、過去12時間で17 cmの降雪がありました。

行動と地形の助言

とても危険な雪崩コンディションです。西寄りの風の影響を受けたストームスラブに十分な警戒が必要です。新雪と旧雪の境界面の状態、あるいは新雪内にある不安定性を慎重に見極める必要があります。雪崩安全対策において、最も簡単かつ有効な手段は、斜度30°以下の斜面を選ぶことです。また、自分の上方に大きな発生区がないかも考えてください。経験が浅い人は、スキー場内で新雪を楽しむのに良い日です。その際は、滑走可能区域を守るようにしてください。スキー場内において、オープンされているコースでの雪崩死亡事故は、過去25年間、日本では発生していません。これは欧米のスキーリゾートと比較して、誇るべき成果です。この安全は、日々、スキーパトロールによって守られています。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。