雪崩情報

白馬

2023/02/05 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Good

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

昨日の降雪で形成したストームスラブに警戒してください。結束性の弱い雪が、昨日降っていますので、新雪と旧雪の境界面の確認をしてください。南に面した急斜面では、雪崩の滑り面になりやすい日射によるクラストが形成しています。

概要

雪崩

昨日(2月4日)は、スキーカットによって、スラフが多数、観察されました。これは朝から始まった降雪によるものです。

積雪

沈降を進めた旧雪の上に、昨日朝からの新雪が載っています。森林帯の上部にて、新雪の量は20 cm程度です。

天候

気象庁は長野県北部に対し、北の風、昼前から晴れ、所により朝まで雪、最高気温6℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温-1.8℃(5時現在)、過去12時間で6 cmの降雪がありました。

行動と地形の助言

特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。昨日からの降雪で形成したストームスラブへの警戒が必要です。とても急な斜面、地形が積雪を支えにくい形状の場所、斜面下方に「地形の罠」があるような場所は避けてください。以前の荒天の雪は順調に沈降していますので、斜度を落としても、下支えのある新雪滑走が楽しめるコンディションです。地形を選ぶことで、安全には最も大切です。日射や昇温の影響により、朝は鈍い反応だったスラブが、昼には反応しやすくなることがあります。日中の雪の変化にも注意を払ってください。良い一日を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。