雪崩情報

ニセコ・羊蹄・余市・尻別

2023/02/09 07:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair 新雪と中〜強風により、風下斜面ではスラブが形成
森林限界 Fair 東側の斜面において、風が雪面に与えている影響を探してください
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

北西の強風と新雪(最大20 cm)によって、風下となる東斜面でのスラブの形成が疑われています。新雪と旧雪の結合強度の確認を。

留意すべき雪崩

点発生乾雪雪崩 Dry Loose snow

急峻な地形では、点発生雪崩が滑走の刺激で起こりえます。日射の影響のある斜面ではクラストが形成しており、雪崩のすべり面になりやすい特徴があります。また、標高の低いところでは「地形の罠」に注意が必要です。

概要

雪崩

2月6日のお知らせ以降、新たな雪崩は報告されていません。

積雪

雪崩情報の北部地区では、今回の新雪(20 cm)が降る前に、表面霜の形成が報告されています。晴天が続きましたので、日射の影響の強い斜面ではクラストが形成し、それが埋もれました。積雪中層にある融解凍結層は、継続的に観察を続けています。

天候

今朝までに20cmの降雪があり、強い北西の風が吹いています。この後、降雪は弱まる予報がでており、週末には気温が上がり、南風が入るとのことです。

行動と地形の助言

降雪が減る予報がでていますので、バックカントリーの奥深くまで新雪を求める人が増えるかもしれません。このようなときは、斜面に滑り込む際は、常に自分の上下に気を配ってください。今日は特に日本海側で風が強くなり、視界が悪い状態が続く可能性があります。標高の低いところでは、グライドクラックに注意してください。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。