更新日時: 2023/02/14 05:30
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair 降雪多い北部地区を基準とした危険度。南部地区は「2 留意」
信頼度:○ good □ Fair △ Low
新たに形成したストームスラブの危険があります。新雪と旧雪の境界面の結合強度の確認をお願いします。旧雪は黄砂で汚れていますので、今後、山で積雪観察をする人には、良い目印となるでしょう。異なった標高と方位で行う簡易な積雪観察は、山岳の積雪が持つ空間的多様性を理解する第一歩になります。それは雪崩情報をより深く理解することにも役立ちます。積雪が不安定になりやすい凸状やisolated 地形を避け、より安全で楽しいラインを探してください。安全な場所で止まる、一人ずつ滑るなどの行動が大切です。
降雪の多かった北部地区で、より警戒を。新雪と旧雪の境界面の強度の確認を。
昨日(2月13日)は、視界不良もあり、新しい雪崩は観察されていません。
森林帯および森林限界では、日射と高い気温で十分に濡れ、黄砂で汚れた雪面の上に、昨日からの降雪が載っています。ただし、北側では湿った雪面に新雪は載っています。降雪量はHakuba Valleyの北部で多く(20-25 cm)、南部では僅かです。この新雪は北風の影響を受けています。
気象庁は長野県北部に対し、北の風、曇り、朝晩、雪、最高気温3℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温-3.1℃(5時現在)、過去12時間で3 cmの降雪がありました。アメダス小谷(標高550 m)では、過去12時間で20 cmの降雪です。