雪崩情報

更新日時: 2023/02/15 05:30

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair Hakuba Valleyの南地区では「2 留意」。


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

荒天の不安定性が継続していると考え行動してください。Hakuba Valleyの北端でのみ、まとまった降雪となっています。旧雪は黄砂で汚れていますので、13日からの降雪量が簡単に把握できると思います。昨日の時点で、森林帯においては、新雪と旧雪の境界面は、風の影響が強かった斜面でのみ、あまり良くありませんでした。標高を上げた斜面での情報は不足していますので、注意して観察してください。また、非常に強い風が夜間に吹いていました。この風で形成したウインドスラブの危険だけでなく、氷結した硬い斜面での滑落にも警戒してください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

夜間に非常に強い北~北西の風が吹いていました。

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

まとまった降雪となったHakuba Valleyの北部で特に注意が必要です。

概要

雪崩


昨日(2月14日)は、視界不良もあり、山岳では新しい雪崩は観察されていません。一方、スキー場内においては、管理作業にて、厚さ20-40 cmで雪崩が発生していました。

積雪


森林帯および森林限界では、黄砂で汚れたクラストの上に、13日からの新雪が載っています。降り始めからの新雪の量はHakuba Valleyの北部のみで多く(40-50 cm)、南部は僅かです。新雪は北風の影響を受けており、その影響が強い一部の斜面で、昨日、人の刺激で反応していました。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、曇り、所により雪、最高気温0℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温-6.7℃(5時現在)、過去12時間で3 cmの降雪がありました。アメダス小谷(標高550 m)では、過去12時間で5 cmの降雪です。Hakuba Valleyの北端でのみ降雪が強くなっています。標高1,000 m付近で、過去12時間で20 cm程度の新雪です。

一覧に戻る

Avalanche Bulletin Partner

Donation -寄付-

日本雪崩ネットワークは様々な情報を提供するために、日々活動しております。今後も持続し続けて行くためにも皆様のご協力が必要です。