雪崩情報
白馬
2023/02/18 05:30
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Good | 降雪の開始に留意 |
森林限界 | Good | 降雪の開始に留意 |
森林帯 | Good | 降雪あるいは降雨の開始に留意 |
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab

















極端な地形形状に残る不安定な雪
概要
雪崩
昨日(2月17日)は、Hakuba Valleyの北端、標高1,800 m付近、南東斜面にて、サイズ1のウインドスラブの雪崩が報告されています。
積雪
以前の荒天(2月13日~15日朝)の雪は十分に沈降し、強度を上げてきています。風の影響の強い斜面では、古く硬い融解凍結クラストが露出しており、谷筋には密度の高い雪が堆積しています。日射の影響が強い南に面した斜面ではクラストが形成し、滑りにくい状態ですが、北側の雪は、まだ乾いた状態にあります。
天候
気象庁は長野県北部に対し、北の風、後、南の風、曇り、夕方から雨、最高気温10℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温-6.1℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。
行動と地形の助言
標高のとても高いところでは、極端な地形形状に残るウインドスラブに注意してください。風と日射の影響によって、滑りにくい場所が多くなっていますので、転倒や滑落をしないような行動が必要です。低気圧が接近しており、天気は下り坂です。標高の低いところでは降雨となるかもしれませんので、それを考慮した行動計画を。