雪崩情報

更新日時: 2023/02/20 05:30

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair 今後の降雪量に警戒


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

危険な雪崩コンディションです。森林限界では、昨日の時点で、ストームスラブによる雪崩が自然発生しています。さらに、本日未明からは冬型の気圧配置による強い風を伴う降雪へと変わっており、今後も、まとまった雪が予報されています。現時点での降雪量が少ないとしても、全体のコンディションは悪いと考え、安全マージンを十分にとったルート選択と保守的な意思決定が必要な日です。今後、天気は悪化していきますので、それを考慮した行動計画を。経験が浅い方はスキー場内で遊ぶのに良い日です。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(2月19日)は、山麓にてサイズ1.5-2の全層雪崩が複数観察されています。また、森林限界にて、サイズ2のストームスラブが観察されています。すべて自然発生です。

積雪


2月18日午後から19日にかけて降雨は90 mmに達しました。これにより、山麓では全層雪崩が観察されています。今朝の冷え込みは、まだ弱いため、グライドクラックの入った斜面では警戒が必要です。また、本日未明から冬型による降雪が始まっています。現時点では、Hakuba Valleyの北部地区で多くなっており、森林帯の上部にて15 cm程度です。昨日の時点で、森林限界では、ストームスラブの雪崩が発生していますので、新雪と旧雪の結合状態を慎重に判断する必要があります。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、曇り、昼過ぎから雪、最高気温5℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温-1.4℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。アメダス小谷にて、過去12時間で5 cmの降雪を記録しています。

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