雪崩情報

更新日時: 2023/02/23 06:00

妙高


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

特定の地形に残る不安定な雪に注意が必要な日です。まとまった新雪は順調に安定化の方向にありますが、次の2つの場所では、まだ注意が必要です。一つは、地形が積雪を支えにくい形状の斜面に形成したウインドスラブ。もう一つは、極端な地形形状に残る不安定な雪。本日の山は混雑が予想されます。ノートラックの斜面を探しているうちに、不安定な雪が残る斜面に入り込まないように気をつけてください。標高の低いところでは、グライドクラックが新雪で隠れている可能性と、日中の高い気温と日射による点発生雪崩に警戒を。雪面をスノーボールが転がり始めたら、雪の強度が落ちている証拠です。良い一日を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


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地形が積雪を支えない形状の斜面に形成したスラブに警戒を

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

極端な形状に残る不安定な雪に注意を

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow


ベース画像

日中の高い気温と日射の影響に注意を

概要

雪崩


昨日(2月22日)は、アルパインの東~南に面した斜面にて、サイズ1.5-2.5の面発生雪崩が複数、観察されました。いずれも荒天の最中の発生です。また、日射を強く浴びる斜面では、サイズ1の点発生湿雪雪崩が複数、観察されました。

積雪


荒天の雪(19日~21日)は、順調に沈降を進めています。この新雪内には顕著な脆弱性も観察されていません。尾根の周辺や支尾根側面など、風が強くあたる場所では、積雪は削剥され、硬い雪面が露出しています。風下側には、ウインドスラブが形成しており、風の影響の弱いところでは、ソフトな新雪があります。標高が低く、日射の影響が強い斜面では、昨日の好天により、クラストが形成しました。

天候


気象庁は、新潟県上越地方に対し、南の風、日中、西の風、曇り、昼過ぎから夕方、晴れ、最高気温10℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310m)にて気温-5°(5時45分現在)です。

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