雪崩情報

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

今後の降雪量の増加に注意

概要

雪崩

昨日、新しい雪崩の報告は無いが、観察数が少なかった。

積雪

高い標高では昨夜に強い西寄りの風があったため、雪の移動により風下斜面では局所的にウインドスラブが形成されている可能性がある。深夜から始まった降雪は、南寄りの斜面や標高1200m以下ではクラストの上に10-20cm程載り今後も増加する見込み。

天候

4時現在、アメダス藤原での過去24時間の降雪は3cm。周辺では雪が降っている。気象庁では、冬型の気圧配置となり、気圧の谷や湿った空気の影響を受けるため、群馬県北部の山麓では曇りで夜遅くは雪となる予報を出している。

行動と地形の助言

今後の降雪により形成されるストームスラブに注意してください。斜度が急激に変化するような場所や、樹木の少ない急斜面での誘発に注意してください。発生した雪崩が小さくても被害を大きくしてしまう、細い沢や崖などの「地形の罠」に注意してください。また、滑走に適した斜面とは「雪崩地形そのもの」ということを忘れないようにしてください。滑走は一度に一人ずつ、安全地帯から安全地帯への移動、安全地帯にいる者は滑走者の監視をする等の基本を忘れないようにしてください。