雪崩情報

ニセコ・羊蹄・余市・尻別

2023/03/02 07:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Good アルパインの危険度は、今晩の降雪の程度で上昇します。
森林限界 Good 森林限界の危険度は、今晩の降雪の程度で上昇します。
森林帯 Good 森林帯お危険度は、今晩の降雪の程度で上昇します。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

今晩から明日にかけての降雪は東斜面へと再配分され、ウインドスラブの形成を促すことになります。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

今晩から明日にかけての降雪がストームスラブを形成していきます。

留意すべき雪崩

点発生乾雪雪崩 Dry Loose snow

新雪がとても硬く凍結した雪面に載っていますので、点発生雪崩は流下しやすいコンディションといえます。

概要

雪崩

最近の温暖な時期に緩い湿雪崩のサイクルといくつかのコーニスの不具合が発生した。

積雪

最近の暖かい晴天によって、日射がある斜面には融解凍結クラストを、北側の斜面には沈降した雪によるクラストを形成させました。この期間、アルパインでは強い南西の風が吹き、雪面を削剥させています。現時点で、積雪は十分に沈降しており、考慮すべき雪崩はありませんが、今後の降雪によって、状況は大きく変わります。

天候

本日の天候は曇りですが、時々、晴れ間ののぞき、小雨が降る予報がでています。凍結高度も150 mとなり、夕方には海抜0 mまで下がるとのことです。風は西寄りで弱いあるいは中程度です。降雪は、今晩から明日の夜まで続く予報がでています。降雪が始まれば、雪崩の危険が生じます。ストームスラブあるいはウインドスラブの問題が生じるには、ある程度の降雪量が必要であり、それまでは点発生雪崩が主な注意事項となります。

行動と地形の助言

日射の影響のある斜面では融解凍結クラストがあり、標高1,000 m付近までの北斜面ではしまった雪のクラストがあり、ツアーリングのコンディションは全体的に良くありません。アルパインでは昨日までの強い南西の風が、日射の影響のなかった斜面の雪をかなり削剥しています。高い気温による湿雪の雪崩による硬いデブリが残っています。また、樹木からの硬い雪塊もあります。まとまった降雪があれば、これらは隠され、状況は改善するでしょうが、それには少し時間が必要かと思います。

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