更新日時: 2023/03/12 05:30
アルパイン Good
森林限界 Good
森林帯 Good
信頼度:○ good □ Fair △ Low
発表されている雪崩危険度は朝の時点(現況)のものです。日中の気温上昇と日射の影響で、雪崩危険度は上昇します。朝、硬く凍結している雪面が、次第に融け、濡れ、強度を失っていく変化に気づいてください。濡れた雪の点発生雪崩は、斜面が大きく、十分に急であれば、流下しながら規模が大きくなり、とても危険な存在となります。特に、南に面した大きな斜面に注意を払うように。グライドクラックや、それに伴う全層雪崩の危険も、次第に標高を上げてきています。天気はゆっくりと下り坂です。良い一日を。
日中の高い気温と日射に注意。
グライドクラックの入った斜面に近づかないように
昨日(3月11日)は、サイズ1の全層雪崩や新しいグライドクラックが森林帯で観察されています。また、南に面した斜面では多数の点発生湿雪雪崩が発生していました。
一昨日、アルパインエリアで降った新雪(10 cm程度)は沈降しました。昨日の時点では、一部の斜面で、新雪と旧雪が十分に結合していない状態が確認されていますが、本日は大きな問題とはならないでしょう。昨日はアルパインでも風がありませんでした。このため、高い気温と日射は、より強く雪面に影響を与え、アルパインエリアにおいても、南に向いた急斜面では点発生雪崩が発生しています。標高の低いところでは融雪が進み、積雪強度が低下しています。
気象庁は長野県北部に対し、南の風、曇り、昼過ぎまで時々、晴れ、最高気温21℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温-0.2℃(5時現在)です。昨日、アメダス白馬では、最高気温17℃(13時)を記録しています。