雪崩情報

妙高

2023/03/12 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

留意すべき雪崩

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow

概要

雪崩

昨日(3月11日)は、点発生湿雪雪崩あるいは雪ブロックの崩落が報告されています。

積雪

一昨日にアルパインエリアで降った新雪についての情報は入っていません。しかし、近接する白馬山域の情報により、新雪は沈降していると考えて良さそうです。高い気温と強い日射が続いたこともあり、標高の高いところまで、積雪は十分に濡れた状態となっています。

天候

気象庁は、新潟県上越地方に対し、南の風、後、やや強く、晴れ、時々、曇り、最高気温22℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310m)にて気温2°(4時45分現在)です。

行動と地形の助言

発表されている雪崩危険度は朝の時点(現況)のものです。日中の気温上昇と日射の影響で、雪崩危険度は上昇します。朝、硬く凍結している雪面が、次第に融け、濡れ、強度を失っていく変化に気づいてください。濡れた雪の点発生雪崩は、斜面が大きく、十分に急であれば、流下しながら規模が大きくなり、とても危険な存在となります。特に、南に面した大きな斜面に注意を払うように。グライドクラックや、それに伴う全層雪崩の危険も、次第に標高を上げてきています。天気はゆっくりと下り坂です。良い一日を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。