雪崩情報

白馬

2023/03/14 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界 Low 日中の気温と日射の影響に留意
森林帯 Fair 日中の気温と日射の影響に留意

留意すべき雪崩

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow

日中の気温と日射に留意

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

先日の降雨と高い気温で融解水が生じています

概要

雪崩

昨日(3月13日)は、サイズ1の点発生雪崩が報告されています。入山者が少なかったため、情報は限定的です。

積雪

昨日(3月13日)の午前中、山麓では雨、標高の高いところでは降雪となりました。降水量から推察し、森林限界にて5-10 cm程度の新雪があった模様です。新雪と旧雪の結合状態を確認するようにしてください。また、本日は北風が入り、気温もあまり上がらない予報がでています。しかし、南斜面に日射が入り始めたら、積雪強度は急速に低下すると考えてください。

天候

気象庁は長野県北部に対し、北の風、曇り、昼前から晴れ、最高気温12℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温-0.3℃(5時現在)です。

行動と地形の助言

日中に積雪強度が低下する「春の一日」です。しかし、今日は、雪面の熱を奪う冷たい北風と、気温の上昇と日射による積雪強度の低下、この2つの力のせめぎ合いの日です。積雪表層の強度の変化を、よく観察しながら行動してください。標高が低いところでは融雪が進んでいます。2月には問題なく通過できた場所が、雪が割れる、あるいは地面が露出するなどしています。そのような場所では上方への警戒が緩みがちです。全層雪崩や雪ブロックの崩落に注意してください。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。