雪崩情報

白馬

2023/03/16 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Good
森林限界 Good 日中の昇温と日射に注意
森林帯 Good 日中の昇温と日射に注意

留意すべき雪崩

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow

評価は朝の時点のものです。日中の高い気温と日射の影響に注意を。

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

グライドクラックの入っている斜面に近づかないように。落ち残りの雪ブロックにも警戒を。

概要

雪崩

昨日(3月15日)は、真新しい雪崩の報告はありません。

積雪

積雪は融解と凍結を繰り返し、等温化し、強度を上げていっています。とても標高の高い真北の斜面には、乾いた雪がありますが、それ以外は湿った、あるいは濡れた雪となっています。

天候

気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、曇り、昼過ぎまで時々、晴れ、ところにより夕方から雨、最高気温19℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温-0.3℃(5時現在)です。15日は、アメダス白馬にて最高気温15.6℃(15時現在)を記録しています。

行動と地形の助言

昨日に引き続き、今日も「春の一日」です。登山者の方は、朝は滑落に、昼頃からは、濡れた雪による点発生雪崩に警戒してください。濡れた雪はとても重いため、小さいものでも、簡単に足元をすくいます。転倒し、滑落し、その先が崖などの「地形の罠」であれば、重大な結末となります。また、自分の上方に大きな発生区がないかにも注意を向けてください。滑走者の方は、凍った斜面が緩む頃には、快適なざらめ雪のスキーが楽しめます。いろいろなところにグライドクラックが発生していますので、先の見えない斜面の手前で止まるように。良い一日を。

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