雪崩情報
妙高
2023/03/27 06:00
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Low | ハイアルパインでは多少の降雪があった模様 |
森林限界 | Fair | |
森林帯 | Fair |
留意すべき雪崩
全層雪崩 Glide slab
























グライドクラックの入った斜面から距離を取ってください
留意すべき雪崩
点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow






















日中、日射の影響の強い急斜面に注意。評価は朝の時点でのもの。
概要
雪崩
昨日(3月26日)は、天候が悪く、入山者が限定的なため、新しい雪崩の発生報告はありません。隣接する白馬山域では、森林帯の北東斜面での全層雪崩、林道の法面での雪ブロックの崩落が観察されています。
積雪
今朝までの24時間で、海に近い北側エリアで約30 mm、南側エリアで約15 mmの降雨があり、積雪は十分に濡れました。未明から短時間、冬型の気圧配置となった関係で気温が低下し、積雪表面は凍結しました。ハイアルパインでは僅かな降雪があった模様です。
天候
気象庁は、新潟県上越地方に対し、北西の風、後、南の風、曇り、夕方から晴れ、最高気温12℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310m)にて気温-1°(5時45分現在)です。
行動と地形の助言
登山者・滑走者問わず、朝は凍結した斜面での滑落に警戒してください。日中は日射の影響の強い斜面にて、濡れた雪の雪崩に警戒してください。濡れた雪はとても重いため、簡単に足をすくいます。もし、斜面の下方に「地形の罠」があれば、重大な結末になりえます。標高の低いところは、滑走が困難なほど融雪が進んでいます。十分な積雪がある標高帯で、賢く地形を見極めながら行動してください。全層雪崩の危険は継続していますし、新しい場所でのクラックの発生も報告されています。そのような斜面からは十分な距離を取るように。