雪崩情報
白馬
2023/03/30 05:30
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Fair | |
森林限界 | Fair | |
森林帯 | Good |
留意すべき雪崩
点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow



























日中の高い気温と日射の影響の強い斜面に注意。評価は朝の時点のもの。
留意すべき雪崩
全層雪崩 Glide slab
























概要
雪崩
昨日(3月29日)は新しい雪崩は報告されていません。
積雪
日中、高い気温と強い日射によって融解した雪面の雪が、夜間に凍結する「春のサイクル」が続いています。積雪全体も等温化が進んでおり、中層から下層は強度の高い状態へと変化しています。標高の低いところでは融雪が進んでいます。
天候
気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、晴れ、最高気温19℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温-1.5℃(5時現在)です。昨日、アメダス白馬では、最高気温11.8℃(12時)を記録しています。
行動と地形の助言
登山者・滑走者問わず、朝は凍結した斜面での滑落に警戒してください。日中は日射の影響の強い斜面にて、濡れた雪の雪崩に警戒してください。濡れた雪はとても重いため、簡単に足をすくいます。もし、斜面の下方に「地形の罠」があれば、重大な結末になりえます。標高の低いところは、滑走が困難なほど融雪が進んでいます。十分な積雪がある標高帯で、賢く地形を見極めながら行動してください。標高・方位・時間帯を適切に選べば、快適なざらめ雪の滑走が楽しめます。全層雪崩の危険は継続していますし、標高の高い場所でのクラックの発生も報告されています。そのような斜面からは十分な距離を取るように。良い一日を。