雪崩情報

更新日時: 2023/11/20 07:00

立山


アルパイン Fair 慎重な地形選択が必要です


森林限界


森林帯


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

危険な雪崩コンディションです。慎重な地形選択が必要です。急斜面の積雪の薄い場所からの誘発に注意してください。視界も悪く頭上の雪崩地形の認識が困難です。自身が斜度の低い場所にいても上部の雪崩発生区からの雪崩に注意してください。小さな雪崩でも被害を大きくしてしまう岩や沢などの「地形の罠」が数多く露出しています。降雪に薄く隠された岩への衝突にも注意が必要です。今後の風や降雪による積雪状況の変化に注意して行動してください。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

視界も悪く雪崩地形の認識が難しい状況です

概要

雪崩


昨日(19日)、2600m付近の北向き斜面で自然発生による面発生雪崩サイズ2が観察された。2800m付近の東向き斜面で自然発生による面発生雪崩サイズ2が観察されたとの情報もある。

積雪


先日の降雨により形成されたクラストの上部に再結晶化した層が観察されており、そこに風を伴った新たな降雪によりさらに負荷がかかっている可能性が高く結合に注意が必要。この層は昨日自然発生した雪崩の境界面の可能性が高い。

天候


7時現在の2380mの気温は-5.3℃、風を伴った降雪が続き視界も悪く、新たな降雪が20cm程あった。気象庁の発表では、寒冷前線が北陸地方を通過し、その後は寒気の影響を受けるが、夜には高気圧が朝鮮半島付近に進み、西から高気圧に覆われる見込みのため、雨昼過ぎから曇りで、昼前まで雷を伴う所があるとの予報を出している。

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