雪崩情報

更新日時: 2023/11/23 07:00

立山


アルパイン Good


森林限界


森林帯


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

雪崩の発生区、走路、堆積区に長い時間滞在しないという行動原則を守ることをお勧めします。風の影響を受けやすい高い標高の稜線付近は、硬く凍結しています。滑落に注意してください。小さな雪崩でも被害を大きくしてしまう岩や沢などの「地形の罠」が数多く露出しています。降雪に薄く隠された岩への衝突にも注意が必要です。天気が悪くなる予報です。風の影響や日射の影響などの気象の変化に注意して行動してください。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

極端な急斜面に局所的に残る不安定性に注意

概要

雪崩


昨日(22日)日中、標高の低い南寄りの崖状の斜面で自然発生によりサイズ1-1.5の点発生湿雪雪崩が観察された

積雪


過去の荒天の積雪はよく沈降し結合が良い。昨日、標高が低めの南寄りの急斜面は融解し、凍結した。21日夕方に誘発された雪崩の破断面調査を簡易的に実施したが、滑り面の氷板の上に顕著な脆弱性は観察できなかった。2600m付近の積雪が薄めの場所では氷板上の再結晶化の影響が残っている。

天候


6時現在の2380mの気温は2.9℃、西から南寄りの風が強く吹いている。気象庁の発表では、高気圧に覆われるが、低気圧が沿海州付近からサハリン付近へ進み、寒冷前線が日本海を南下し北陸地方へ接近する見込みのため、山麓では曇り昼過ぎまで時々晴れで、夜遅くは雨や雷雨となる所があるとの予報を出している。

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