更新日時: 2023/12/27 05:30
アルパイン Low
森林限界 Fair
森林帯 Good
信頼度:○ good □ Fair △ Low
積雪の少ないコンディションが継続しています。特に標高が低いエリアでは、雪に埋まって行動がし易そうに見える斜面は、実は風によって雪が運ばれ、たまる地形かもしれません。つまり、ウィンドスラブが形成されている可能性が高い場所かもしれません。斜面の利用の可否を考えるときには、その場所が何故雪が付いているのかを、一度考えてみると良いかもしれませんね。
昨日はアルパインエリアの南向きを中心にサイズ1.5程度の面発生雪崩が多数自然発生していました。稜線付近・標高の高いアルパインエリアの東〜南東向き斜面でサイズ3-3.5の極めて大きな面発生雪崩も複数発生しました。
昨日未明の降雪のよってもたらされた積雪は、順調に沈降した。標高の低い日照斜面表面には、薄いクラストが形成されている。標高の高いエリアでは、昨日より継続する強い西寄りの風の影響下にあり、雪の再分配が進んでいる。
気象庁は、高気圧に覆われますが、寒気の影響を受ける見込みです。このため、北部では曇り昼過ぎから時々晴れで、昼過ぎまで山沿いや中野飯山地域を中心に雪や雨の降る所があると予報している。日中の最高気温5℃(標高418 m)となっています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温1.2℃(5時現在)です。昨晩からの降雪は、山麓ではありません。