雪崩情報

更新日時: 2024/01/10 05:30

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

日中の降雪の強さに注意を払ってください。新雪の下には、滑り面となりやすい融解凍結クラストがあります。また、ウインドスラブは完全には安定化していませんので、スラブの厚みの薄いところでの誘発に気をつける必要があります。発生の可能性は低くとも、規模が大きくなりえる状況です。樹林帯はまだ積雪が十分ではありません。地形をよく見て、慎重なルートセッティングをお願いします。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

気圧の谷の通過に伴う、比較的に風の弱い状態での降雪となっています。降雪量の増加に注意を払ってください。

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

昨日の強い南風で形成。孤立した地形に警戒。

概要

雪崩


昨日(1月9日)は、樹林帯の北斜面にて、サイズ1の点発生雪崩が観察されました。

積雪


先日(1月6日夜から8日昼)の荒天の雪は、順調に沈降を進めています。今朝からの新雪は、南側では融解凍結クラスト、北側の標高の高い場所ではウインドスラブの上に載っています。昨日午後からの強い南風は、激しく雪を移動させ、東から北に面した斜面にウインドスラブを形成させました。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、朝から昼前、雪か雨、日中の最高気温4 ℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温-1.2 ℃(5時現在)です。既に降雪は始まっており、森林帯上部で10 cm程度となっています。長野地方気象台は、長野県北部に対し、11日6時までに15 cmの降雪を予報しています。

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