雪崩情報

更新日時: 2024/01/11 05:30

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

昨日の降雪から今朝まで、比較的に風の弱い状態が続いています。これにより、明瞭なウインドスラブが形成している日とは異なった気づきにくい危険が存在している日です。大きな凸状や極端な形状の地形、あるいは積雪を支えない形状の斜面などを避けるようにしてください。また、小さい雪崩でも致命的な結末となる「地形の罠」に注意が必要です。森の中の沢は、まだ十分に埋まっていません。慎重なルートセッティングをお願いします。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

主稜線で風速10 m/s程度の北風が吹いています。風向は、昨日夜半から北に変わっていますので、ソフトスラブの形成に注意してください。

概要

雪崩


昨日(1月10日)は、森林帯上部にて、サイズ1の点発生乾雪雪崩が複数観察されました。これらの雪崩のきっかけはスキーカット、規模はサイズ1です。

積雪


気圧の谷の通過に伴い、10日未明から始まった降雪は、森林限界付近で20-30 cmの新雪をもたらしました。この新雪は結束性が低く、スキーカットによって、点発生雪崩が起きています。これらの新雪は南面では、融解凍結クラストの上に載っています。以前の荒天の雪(1月6日夜から8日昼)はゆっくり安定化の方向にありますが、まだ十分に密度を上げていないため、スキーやスノーボードを外すと、とても深く潜る状態です。

天候


低気圧が日本の東に進み、次第に高気圧に覆われる見込みです。気象庁は長野県北部に対し、北の風、曇り、昼過ぎから晴れ、日中の最高気温4 ℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温-7.4 ℃(5時現在)です。

一覧に戻る

Avalanche Bulletin Partner

Donation -寄付-

日本雪崩ネットワークは様々な情報を提供するために、日々活動しております。今後も持続し続けて行くためにも皆様のご協力が必要です。