雪崩情報

更新日時: 2024/01/20 06:00

妙高


アルパイン Low


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

積雪が不安定になりやすい場所(極端な形状、凸状、積雪を下支えしない形状など)に形成された軟らかいスラブに警戒してください。強い風が吹いた後のように、わかりやすい、しっかりした硬さのスラブは形成していません。しかし、雪が焼結を進めることや、弱い風の影響で雪が動くことで軟らかいスラブが形成し、それが、昨日、人の刺激で反応しています。今日も前日と概ね同じコンディションが継続しているという前提で行動し、積雪状態の確認をしていってください。視界が悪いときは、自分の上方にある危険に気づきにくくなります。地形を上手に使ったグループ・マネジメントをお願いします。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

点発生乾雪雪崩 Dry Loose snow


ベース画像

概要

雪崩


昨日(19日)は、標高の低いところで、サイズ1-1.5の全層雪崩が複数観察されています。標高の高いところでは、複数のサイズ1の点発生雪崩あるいはサイズ1-1.5のストームスラブの雪崩が観察されています。

積雪


森林限界付近までの標高帯での観察情報では、旧雪と新雪の結合状態は、それほど悪くありません。昨日、報告されたストームスラブの雪崩は、18日の降雪によるものです。昨日から今朝まで、風が弱い状態が続いていますが、多少なりとも風の影響のある場所では、積雪はスラブの特徴を持ち、人に刺激に反応しやすくなっています。

天候


今日は、はじめは高気圧に覆われますが、その後、気圧の谷の影響を受ける気象です。気象庁は新潟県上越地方に対し、南の風、日中、北東の風、曇り、夜、雨か雪、日中の最高気温6 ℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310 m)にて気温-7 ℃(4時45分現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

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