雪崩情報
更新日時: 2024/01/22 06:00
妙高
アルパイン Low
森林限界 Low
森林帯 Fair 日中の昇温に留意
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
標高の高い場所では、昨日の降雪によるストームスラブの不安定性が、地形局所に残っています。積雪を支えない極端な形状の場所は避けるようにしてください。一方、標高の低いところでは、昨日の降雨の影響は大きく、融雪が進みました。弱くなったスノーブリッジや、沢底の穴など、雪崩以外の危険要素も多々ありますので、それらを考慮して、ツアー計画を立ててください。
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab
北～北東～東に面した極端な形状の地形に注意。
全層雪崩 Glide slab
日中の昇温に留意。標高350 m付近では昨日から継続してプラスの気温となっています。
概要
雪崩
昨日（21日）は標高1,000 m以下にて、サイズ1.5-2の全層雪崩が観察されています。標高の高い場所の情報は入っていませんが、隣接する白馬山域では、アルパインにてストームスラブの雪崩が報告されています。
積雪
20日午後から21日昼頃までの24時間で、約15 mmの降水が観察されました。これにより、標高の低いところでは全層雪崩が発生しています。今朝の冷え込みは弱く、本日も前日と同様の高温が予報されていますので、グライドクラックの入った斜面には警戒が必要です。
天候
本日は、気圧の谷や湿った空気の影響を受ける見込みです。気象庁は新潟県上越地方に対し、西の風、くもり、夜、雨、日中の最高気温9 ℃（標高13 m）を予報しています。妙高笹ヶ峰（標高1,310 m）にて気温-2 ℃（4時45分現在）、過去12時間で新たな降雪はありません。
