雪崩情報

更新日時: 2024/02/07 05:30

白馬


アルパイン Low


森林限界 Low


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

主稜線では比較的に風が弱い状態が続いていますが、山岳では地形作用で風が収束し、局所的に風速が強まる場所があります。今日はそのような場所の雪が動き、ウインドスラブを形成している斜面に、特に注意して行動してください。また、視界が悪いときは状況認知が悪くなります。仲間とのコミュニケーションを保ち、コンディション判断をしてください。日射の影響も小さく、雪の焼結はゆっくり進んでいます。とても急な斜面では、ストームスラブの危険は継続していると考えてください。安全な地形を賢く使い、原則的なグループマネジメントをお願いします。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

主稜線での風速は10 m/sと比較的弱い状態が続いていますが、乾いた雪を動かし、スラブを形成するには十分な風の強さです。

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(6日)は、スキー場での朝の安全管理にて、軟らかいストームスラブの雪崩や、点発生雪崩が観察されていました。サイズは1-1.5でした。また、山岳エリアでも、サイズ1の点発生雪崩が観察されています。

積雪


低気圧の通過に伴い森林限界付近にて30-40 cmの新雪があり、ソフトスラブを形成しています。この新雪と旧雪の境界面の結合強度に関わる情報は限定的ですので、注意深く、確認していくことが必要です。

天候


本日は、大陸の高気圧に緩やかに覆われますが、気圧の谷や湿った空気の影響を受ける見込みです。気象庁は長野県北部に対し、南の風、日中、北の風、曇り、ところにより雪、日中の最高気温4 ℃を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温-3.3 ℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

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