雪崩情報

更新日時: 2024/02/09 06:00

妙高


アルパイン Low


森林限界 Fair


森林帯 Good 日射と昇温の影響に注意


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

山岳の積雪の不安定性は、ゆっくりと解消していっています。地形局所に残る不安定な雪に注意してください。斜面の下方に、小さい雪崩でも致命的な結末となる「地形の罠」がないか考えてください。積雪コンディションが良いと感じても、安全な地形を使ったグループマネジメントを忘れずに。良い一日を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

風が収束する場所の雪が動き、地形ポケットに形成しているスラブに注意を。風向は南に変わっていますので、それも考慮するように。

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

とても急など、極端な地形形状の場所に注意

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow


ベース画像

日中の日射と昇温の影響に注意

概要

雪崩


昨日(8日)は、標高の低い南に面した急斜面で、サイズ1の点発生湿雪雪崩が複数報告されました。多数のスノーボールも観察されています。また、スキーカットにて、サイズ1のストームスラブの雪崩も報告されています。

積雪


5日の低気圧の雪は旧雪となり、そこに寒気流入に伴って降った多少の降雪が載っています。この低気圧の雪は、完全には安定化していないため、層がスラブの傾向を強め、さらにとても急な斜面などの地形ポケットで、人的な刺激に反応しています。また、日射の影響が強い南側の斜面においては、標高の低いところで濡れた雪の雪崩が発生しています。

天候


本日は、高気圧に覆われますが、寒気の影響を受ける見込みです。気象庁は新潟県上越地方に対し、南の風、日中、北の風、曇り、夜、晴れ、日中の最高気温6 ℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310 m)にて気温-7 ℃(4時45分現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

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