雪崩情報
更新日時: 2024/02/11 06:00
妙高
アルパイン Low
森林限界 Low
森林帯 Fair
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
昨日までのわかりやすい、安全なコンディションから変化し、山岳の積雪は難しい状態となりました。大きな絵としては、昨日午後からの新雪と旧雪の結合状態に注意してください。特に表層の雪が風の影響でスラブの特徴を持つ場所に警戒を。緩い傾斜の斜面を選ぶこと、自分の上方に大きな急斜面がないこと、自分の下方に「地形の罠」がないことなどが大事です。午後には天気は回復する予報がでていますが、慎重な行動をお願いします。
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab
標高の高いところでは、今回の風の影響を受けた新雪が、比較的に低密度の新雪に載っていますので、その結合状態をよく確認してください。
概要
雪崩
昨日（10日）は、標高の低いところで、サイズ１の点発生湿雪雪崩および全層雪崩が観察されました。
積雪
昨日の昼過ぎから弱い冬型の降雪が始まりました。降雪量は、妙高山域の西側で多くなっており、森林帯上部にて30 cm程度となっています。風の影響を受けた新雪と、旧雪の結合状態に注意を払ってください。なお、雪崩情報の区域外である黒姫山では、最大10 mmの表面霜が観察されています。妙高山域の南側では、表面霜が形成し、それが新雪に埋もれている可能性を頭に入れておいてください。
天候
本日は、寒気や気圧の谷の影響を受ける見込みです。気象庁は新潟県上越地方に対し、北西の風、後、南の風、雪か雨、昼前から曇り、日中の最高気温7 ℃（標高13 m）を予報しています。妙高笹ヶ峰（標高1,310 m）にて気温-6 ℃（4時45分現在）、過去12時間で14 cmの降雪がありました。
