更新日時: 2024/02/15 07:00
アルパイン Good 木曜夜からの降雪開始までは危険度は低い。降雪量によって危険度は上昇。
森林限界 Good 木曜夜からの降雪開始までは危険度は低い。降雪量によって危険度は上昇。
森林帯 Fair 木曜夜からの降雪開始までは危険度は低い。降雪量によって危険度は上昇。
信頼度:○ good □ Fair △ Low
積雪表層の雪が硬く凍結したため、まとまった新雪があるまでバックカントリーの行動は難しいものになります。また、まとまった雪が降った後は、その新雪が沈降し、下層にある融解凍結クラストとよく結合するまで時間が必要であることを覚えておいてください。
木曜夜の多少の降雪と北西の弱風により、風下側の斜面にウインドスラブが形成される見込み。このスラブは先日の昇温形成の融解凍結クラストに載るため、人的な刺激に敏感に反応する可能性がある。
木曜夜からの降雪によってストームスラブが形成された場合、融解凍結した面に載るため、滑走者の刺激に反応しやすい状態となる。
今後の降雪の量によって、急斜面では点発生乾雪雪崩を考慮する必要がある。
凍結高度が下がり、気温は低下したが、これまでにかなりの融雪水が出ているため、グライドクラックや全層雪崩の危険は継続していると考えて行動する必要がある。
北海道西南の広範囲において、直近の気温上昇に伴う濡れた雪の雪崩、あるいは雪庇の崩落が観察された。2月13日(火)、強風が観察されていた羊蹄山北東面にて、サイズ2.5の面発生雪崩が自然発生した。誘発の根拠はなく、人が巻き込まれたという報告もない。また同日、羊蹄山南西面にて、サイズ2の面発生雪崩も起きている。気温が上がっている時のものだが、発生時刻は不明。
昇温は、積雪上層(10〜15cm)に影響を与え、標高1,100 m付近までの全方位の斜面が濡れた。そして、気温低下によって、雪面が再凍結したので、次の降雪時に問題となる滑り面が形成された。積雪下層は十分に沈降しており、気温の低下と共にその強度を上げている。
本日は、標高0 mまで凍結高度が下がり、冬季を感じられる日に戻ります。日中は曇りがちで、時折小雪が舞う天気が予報されています。木曜夜に、まとまった降雪が予報されており、金曜朝までに5〜20 cmの雪とのこと。気温も明日に向けて低下し、弱い北西の風を伴います。明日は、時々晴れで、小雪が舞う天気が予報されています。