雪崩情報

更新日時: 2024/02/16 06:00

妙高


アルパイン Low


森林限界 Low 降雪の多かった北側を中心とした評価


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

標高の高いところでは、今朝までに降った新雪による不安定性に気をつけてください。新雪の下には硬く凍結した斜面がありますので、小さい雪崩の誘発であっても、滑落へとつながる状況です。もし、斜面の下方に、崖や樹木、岩などの「地形の罠」の要素があれば、重大な結末となります。安全な場所で停止する、危険な箇所では人の間隔を開けるといった基本的な安全行動を続けてください。また、標高のとても低いところでは、全層雪崩の危険が継続しています。グライドクラックの入った斜面には近づかないように。

留意すべき雪崩

概要

雪崩


昨日(15日)は多数のサイズ1の点発生湿雪雪崩が観察されました。また、複数のサイズ1-2の全層雪崩も報告されています。

積雪


積雪は昨日(15日)の降雨で濡れ、標高の高いところでは夜間の冷え込みで硬く凍結、標高の低いところでは濡れた状態のままです。昨晩遅くから冬型の気圧配置となりましたが、寒気が弱いため、降雪となったのは標高の高いところのみです。降雪量は、山域の北~北西で多く、森林限界付近では30 cm程度の模様です。

天候


気象庁は新潟県上越地方に対し、北西の風やや強く、雪か雨、昼前から曇り、日中の最高気温4 ℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310 m)にて気温-5 ℃(4時45分現在)、過去12時間で3 cmの降雪がありました。

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