更新日時: 2024/02/17 05:30
アルパイン Low
森林限界 Low
森林帯 Good 日中の昇温と日射の影響に留意
信頼度:○ good □ Fair △ Low
特定の地形にのみ、雪崩の危険度が、ある程度、高い状態で残っている日です。風の影響がなく、シンプルな斜面を探せば、快適な滑走が楽しめます。一方で、孤立した地形など、地形が雪を支えにくい場所に形成したスラブに警戒を。もし、その斜面の下方に「地形の罠」があれば、小さい雪崩であっても致命的な結末となります。昨日までの降雨の影響で、標高の低い場所は融雪が進みました。いつものルートが、行動困難な状況になっていることを想定して、ツアー計画を立ててください。山は混雑が予想されます。安全な地形を使うこと、自分の上方と下方にいる人のことを考えることなど、賢いグループマネジメントをお願いします。良い一日を。
強い風は、昨日(16日)の昼には収まり、現在は、主稜線でも最大 5m/s以下となっています。時間経過し、硬度を上げ、誘発しずらくなったいる古いウインドスラブも、日中の強い日射の影響で硬度が下がり、誘発しやすく変化することを忘れないように。
風の影響がなく、とても急な斜面に残る不安定な雪に注意を。
昇温と日射の影響を強く受ける急斜面にて、日中の雪の変化に注意を。
昨日(16日)は、サイズ1のストームスラブの雪崩が観察されています。また、朝の時点で、夜間に発生したサイズ2.5の全層雪崩が観察報告されています。
昨日、森林帯上部で20 cm程度の量となった荒天の雪は、風の影響のあるところでは硬いウインドスラブを形成、風の影響のないところでは軟らかく積もっています。新雪の下は、硬い旧雪からクラストなど多様です。その境界面の状態をよく確認してください。
気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、晴れ、日中の最高気温11 ℃を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温-5.3 ℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。