雪崩情報
更新日時: 2024/02/20 06:00
妙高
アルパイン Low 降雨の強さと量に警戒
森林限界 Low 降雨の強さと量に警戒
森林帯 Fair 降雨の強さと量に警戒
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
既にグライドクラックの入っている大きな開放斜面では、規模の大きな全層雪崩が発生する可能性が高い状態です。また、今後の降雨の量によっては、スラッシュが発生しえます。スラッシュは、雪が水で飽和した雪崩ですので、傾斜が緩くても発生し、さらに遠くまで流下します。沢筋などでは、そのような危険がある日です。自分がどのような地形の中にいるのか、自分の上方の斜面がどのような特徴を持っているのか、よく考えるようにしてください。この後、雨が止まっても、危険性はしばらく継続することも忘れずに。
留意すべき雪崩
全層雪崩 Glide slab
グライドクラックの入った斜面に近づかないように。降雨が止まっても、危険はしばらく継続します。
点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow
降雨の強さと量に警戒。十分に濡れた雪は結合力が弱いため、傾斜が十分に急であれば、森の中でも雪崩は発生します。
概要
雪崩
昨日（19日）は、サイズ1-2の全層雪崩が複数、観察されました。入山者は少なく、情報は限定的です。
積雪
連日の高い気温のため、標高の低いところでの積雪表層の雪は十分に濡れた状態となっています。現在、前線の接近に伴い、温かい空気が入っているため、高い標高でも昨晩からプラスの気温が続いています。今後、一時的に降雨が強まる可能性があり、全層雪崩の危険がさらに上昇しています。
天候
気象庁は新潟県上越地方に対し、西の風、やや強く、後、北の風、雨、時々、曇り、日中の最高気温9 ℃（標高13 m）を予報しています。妙高笹ヶ峰（標高1,310 m）にて気温5 ℃（4時45分現在）です。
